古墳探訪　大型古墳集成

　奈良女子大学の前方後円墳データベースの「土塔山古墳（大塚山古墳）」の項目で、「墳丘　形状：前方後円　墳長：６１．３ｍ　後円部：径３０ｍ　高３．７ｍ　前方部：幅２７．８ｍ　長３１．３ｍ　高２．１３ｍ」と記されています。
　古墳は、筑波山の南に広がる平地に半島のように突き出た、丘陵西端の独立丘陵頂部に位置しています。　５月に訪問したので、墳丘上には草木が生い茂り、とても墳形の確認をできる状況ではありませんでした。ただ、後円部墳頂では盗掘坑らしき窪みを確認できました。
　余談ですが、上記データベースやランキングの参考にさせてもらっているＨＰ.「古墳探訪」では、土塔山古墳の別名称として大塚山古墳を示しています。しかし、土塔山古墳と大塚山古墳は近接した場所にありますが、異なる古墳と思われます。筑波大学の「つくば市水守桜塚古墳２０１３年度発掘調査概要」（『先史学・考古学研究　第２６号』所収）の「第１図　桜塚古墳と周辺の古墳」（p.90）では、「１４土塔山古墳　１５漆所大塚山古墳」と区別して記されています。

　後円部右側。左側。　
　前方部右側。左側。


　前方部から後円部。

　後円部墳頂。

　前方部端近景。

　全景。左が前方部、右奥が後円部。南西から。　　　　　　　　　　　　以上2015年5月撮影。