2018年03月30日

[252] 法華寺垣内古墳 奈良県奈良市 復元全長107m

 2005年に発見された埋没古墳です。佐紀盾列古墳群に属し、法華寺の東、コナベ古墳の南約200mのところにありました。この古墳の存在を最初に報告した文書(「埋もれていた佐紀の大型古墳」奈良市埋蔵文化財調査センター速報展示資料 №.21 奈良市教育委員会 平成17年7月発行)では、「この古墳は、新発見の古墳で、土地の字名から仮に法華寺垣内古墳とよぶことにします。 この古墳は、葺石を検出した位置から推測すると、後円部を北にした南北方向を主軸とする前方後円墳になると考えられます。全体の規模はわかりませんが、前方部の前端幅は約65mになりそうです。」と述べ、別のところで「新発見の法華寺垣内古墳は、前方部の幅から推測すると全長が100mをこえると思われ」とも述べています。また「佐紀古墳群では、平城宮・平城京造営の際に壊された古墳が、発掘調査で、いくつかみつかっています。(中略)おそらく、法華寺垣内古墳もそれら(おっさん註 平塚1号墳や2号墳、木取山古墳)と同じく、平城京造営の際に削平されたものと思われます。」ということだそうです。

 跡地2つ。北西から。北から。
[252] 法華寺垣内古墳 奈良県奈良市 復元全長107m
[252] 法華寺垣内古墳 奈良県奈良市 復元全長107m



Posted by じこま at 21:08│Comments(0)
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