2024年04月27日

お知らせ 「番外 愛知県の古墳」シリーズの中断について

 昨日、ランキング古墳の四之宮将軍山古墳を取り上げましたが、その際長野県下の古墳をいくつか訪問しました。その記憶が消失する前に、それらの古墳を掲載したいと思います。  
 そのため、2023年7月から9月にかけて掲載した「番外 長野県の古墳」シリーズの続編という位置付けで、再開したいと思います。

 したがって、「番外 愛知県の古墳」シリーズは、一時中断します。ご了承ください。  


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2024年04月26日

補遺[590-7] 四之宮将軍山古墳 長野県長野市 前方後円墳←円墳 80m級←径32m

 「番外 愛知県の古墳」の途中ですが、久しぶりにランキング古墳を訪問したので、早速掲載しました。ご了承ください。
 長野市教育委員会文化財課 長野市埋蔵文化財センターが令和5年11月8日に公表したプレスリリース「市民が前方後円墳を発見! 長野市篠ノ井の円墳が、実は前方後円墳であったことが判明しました。」で、「一般市民の方々からの連絡により、これまで直径 32mの円墳と認識されていた長野市篠ノ井塩崎の将軍山古墳が、実は全長 80m級の前方後円墳である可能性がきわめて高いことが確認されました。」と記されていました。
 このプレスリリースを見て心が躍りましたが、冬季の長野の路面凍結・積雪が怖く、また冬眠から覚めた熊も怖くて訪問時期に躊躇していました。その間、「長野市 行政地図情報」を参考にして場所の特定に勤しんでいました。当初、将軍山古墳は■マークでしたが、途中から前方後円墳マークに変更され訪問時は助かりました。「やるじゃん、長野市」。

 将軍山古墳へは、かつて訪問したことのある中郷神社前方後円墳(中郷古墳)から県道395線に行き、鳥坂峠付近から未舗装の細道に入りました。畠の広がる斜面を上り、その先にようやく墳丘(後円部)が見えてきました。後円部墳頂には、祠が祀られていました。前方部は、後円部と比べて低平で一部削平されたためか、デコボコしていました。おっさんの素人目には、前期古墳という印象でした。

 約1.4km北東に川柳将軍塚古墳(ランキング367位)が位置しています。


 後円部中央。右側。左側。

 前方部右側。左側。


 前方部から後円部。前方部右隅から後円部。前方部左隅から後円部。


 後円部から前方部を見る。


 後円部墳頂。

 後円部(横から)。南西から。


 4つで全景(横から)。前方部端。前方部。くびれ部。後円部。東方から。


 遠景。右が後円部、左が前方部。南西から。
        以上2024年4月撮影。  


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2024年04月24日

番外 愛知県の古墳⑭ー8 旗頭山尾根22号墳~24号墳[旗頭山尾根古墳群] 豊川市 円墳 径6~8m

 愛知県史跡「旗頭山尾根古墳群」の豊川市エリアで、尾根頂上付近に立地している古墳群です。尾根頂上の24号墳から東側は、採石場があり断崖となっており、遠方には吉祥山を望むことができました。4月4日のブログで掲載した旗頭山尾根第26号墳は、この断崖付近に位置していたと思われます。また、頂上南側の尾根上には、消滅古墳や未指定古墳が位置しています。

 HP.「マップあいち」の「愛知県文化財マップ 埋蔵文化財記念物」では、「包蔵地名:旗頭山尾根22号墳(中略)包蔵地内容:円墳(積石塚、径6.4m、高1.0m)。」、「包蔵地名:旗頭山尾根23号墳(中略)包蔵地内容:円墳、(積石塚、径6.9m、高0.8m)。石室(全長1.5m、巾0.8m)。」、「包蔵地名:旗頭山尾根24号墳(中略)包蔵地内容:円墳、(積石塚、径7.5m、高1.1m)。石室(全長2.7m、巾1.1m)。」と記されています。
 上記のように、23号墳と24号墳には、石室を確認することができました。

 余談ですが、22号墳と23号墳の間には、三角点が設置されていました。確か、豊橋市と豊川市の市境付近に位置する勝山1号墳の後方部墳頂にも三角点があったと思います。
 

 22号墳(径6.4m)。
  標柱。

  全景。

  全景。


 22号墳と23号墳の間の三角点。

 三角点付近から下方を見る。


 23号墳(径6.9m)。
  標柱。

  石室。

  全景。

  全景。


 24号墳(径7.5m)。
  標柱。

  石室。

  全景。

  全景。

  全景。


 尾根頂上から採石場・吉祥山を望む。西から。

 尾根頂上から未指定エリアを見る。北から。
        以上2024年4月撮影。  


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2024年04月22日

番外 愛知県の古墳⑭ー7 旗頭山尾根19号墳~21号墳[旗頭山尾根古墳群] 豊川市 双円墳・円墳 径7~10m

 今回の古墳は、豊川市域の尾根上部に位置している古墳群です。前回も書きましたが、古墳が群集する尾根中腹から尾根上部にはしばらく古墳の空白域があります。また、ここからの古墳は、今までの「半積石塚」ではなく、「積石塚」古墳であることが特徴的です。   
 さらに、下記のように19号墳のみが、2つの円墳が組み合わさった双円墳という特殊な墳形をしています。

 HP.「マップあいち」の「愛知県文化財マップ 埋蔵文化財記念物」では、「包蔵地名:旗頭山尾根19号墳(中略)包蔵地内容:双円墳(積石塚、径10.0mおよび8.0m、高1.6m)。」、「包蔵地名:旗頭山尾根20号墳(中略)包蔵地内容:円墳、(積石塚、径7.6m、高0.4m)。」、「包蔵地名:旗頭山尾根21号墳(中略)包蔵地内容:円墳、(積石塚、径6.8m、高1.6m。」と記されています。

 余談ですが、19号墳は双円墳という特殊な墳形をしています。双円墳といえば、大阪府河南町の金山古墳が著名です。このブログでも、2018年5月18日に「478 金山古墳」、2019年10月27日に「追加478 金山古墳」として掲載しています。
 


 19号墳(双円墳、径10+8m)。
  南側標柱。

  西墳丘。

  全景。手前が東墳丘、奥が西墳丘。
        以上2015年3月撮影。

  南側標柱。

  標柱。

  西墳丘。

  全景。手前が東墳丘、奥が西墳丘。

  全景。右が東墳丘、左が西墳丘。南から。
        以上2024年4月撮影。


 20号墳(径7.6m)。
  標柱。

  墳頂。

  全景。

  全景。


 21号墳(6.8m)。
  標柱。

  全景。

  全景。
        以上2024年4月撮影。  


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2024年04月20日

番外 愛知県の古墳⑭ー6 旗頭山尾根15号墳~17号墳[旗頭山尾根古墳群] 豊川市 円墳 径8~11m

 今回の古墳も豊川市域の尾根中腹に群集している円墳群です。ここから尾根上部にはしばらく古墳の空白域があります。また、ここまでの古墳は、下記のように石と土を混ぜて墳丘を築く「半積石塚」古墳であることが特徴的です。   

 HP.「マップあいち」の「愛知県文化財マップ 埋蔵文化財記念物」では、「包蔵地名:旗頭山尾根15号墳(中略)包蔵地内容:円墳(半積石塚、径11.0m、高0.9m)。」、「包蔵地名:旗頭山尾根16号墳(中略)包蔵地内容:円墳、(半積石塚、径8.3m、高1.0m)。」、「包蔵地名:旗頭山尾根17号墳(中略)包蔵地内容:円墳、(半積石塚、径8.2m、高1.1m。」と記されています。


 15号墳(径11m)。
  標柱。

  全景。

  全景。


 16号墳(径8.3m)。
  標柱。

  全景。

  全景。


 17号墳(径8.2m)。
  標柱。

  墳頂。

  全景。

  全景


 中腹付近から尾根頂上を見る。
  
        以上2024年4月撮影。  


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2024年04月18日

番外 愛知県の古墳⑭ー5 旗頭山尾根8号墳・9号墳号墳・14号墳[旗頭山尾根古墳群] 豊川市 円墳 径6~8m

 今回も、豊川市域の古墳です。これらの古墳は、尾根中腹に群集しています。14号墳の標柱近くに、豊川市に合併される以前に一宮町が建てた「町指定史跡 旗頭山古墳群」銘の標柱がありました。

 HP.「マップあいち」の「愛知県文化財マップ 埋蔵文化財記念物」では、「包蔵地名:旗頭山尾根8号墳(中略)包蔵地内容:円墳(半積石塚、径7.1m、高0.7m)。」、「包蔵地名:旗頭山尾根9号墳(中略)包蔵地内容:円墳、(半積石塚、径7.5m、高0.8m)。」、「包蔵地名:旗頭山尾根14号墳(中略)包蔵地内容:円墳、(半積石塚、径5.8m、高0.3m。」と記されています。
 

 8号墳(径7.1m)。
  標柱。

  全景。

  全景。


 9号墳(径7.5m)。
  標柱。

  全景。

  全景。


 14号墳(径5.8m)。
  標柱。

  全景。

  全景。


 「一宮町」時代の標柱。
        以上2024年4月撮影。
 同上の標柱。
        2015年3月撮影。  


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2024年04月16日

番外 愛知県の古墳⑭ー4 旗頭山尾根4号墳~6号墳[旗頭山尾根古墳群] 豊川市 円墳 径7~9m

 前回の愛知県史跡「旗頭山尾根古墳群」の豊川市エリアの続編です。4号墳から6号墳は、3号墳の東に続く尾根上の円墳群です。

 HP.「マップあいち」の「愛知県文化財マップ 埋蔵文化財記念物」では、「包蔵地名:旗頭山尾根4号墳(中略)包蔵地内容:円墳(半積石塚、径7.4m、高0.5m)。石室(全長3.9m、高4.5m(おっさん註 ママ))。」、「包蔵地名:旗頭山尾根5号墳(中略)包蔵地内容:円墳、(半積石塚、径9.4m、高2.0m)。」、「包蔵地名:旗頭山尾根6号墳(中略)包蔵地内容:円墳、(半積石塚、径7.1m、高0.6m。」と記されています。
 上記、4号墳の「包蔵地内容」で、円墳の高さが0.5mで、石室の高さが4.5mという記載は、おっさんには理解不能でしたので「ママ」としました。


 4号墳(径7.4m)。
  標柱。

  全景。

  全景。


 5号墳(径9.4m)。
  標柱。

  全景。

  全景。


 6号墳(7.1m)。
  標柱。

  全景。

  全景。
        以上2024年4月撮影。  


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2024年04月14日

番外 愛知県の古墳⑭ー3 旗頭山尾根1号墳~3号墳[旗頭山尾根古墳群] 豊川市 円墳 径7~13m

 愛知県指定史跡「旗頭山尾根古墳群」の豊川市エリアの古墳です。古墳群に向かう途中に案内板、墓園の駐車場には市教委の説明板が設置されています。墓園駐車場から、上って行くと、フェンスに囲まれたエリアがあり、ここが「旗頭山尾根古墳群」の史跡指定区域となっています。フェンスの一部に入口があり、括り付けられた紐を解いて中に入ることができます。「紐は締めりん」。10年程前には、フェンスはなかったような記憶がありますが・・・。
 入って最初に目にするのは3号墳です。そこから尾根を北東に上っていくと4号墳・5号墳がありますが、2号墳・1号墳は3号墳の北側の奥にあります。標柱があるので、どれが何号墳か迷うことはありません。設置に感謝・感謝です。

 HP.「マップあいち」の「愛知県文化財マップ 埋蔵文化財記念物」では、「包蔵地名:旗頭山尾根1号墳(中略)包蔵地内容:円墳(半積石塚、6.8m、高0.9m)。」、「包蔵地名:旗頭山尾根2号墳(中略)包蔵地内容:円墳、(半積石塚、径13.2m、高1.2m)。未掘。」、「包蔵地名:旗頭山尾根3号墳(中略)包蔵地内容:円墳、(半積石塚、長径7.2m、高1.1m。」と記されています。


 市営金沢墓園駐車場の豊川市教委の説明板。

 入口から指定区域を見る。

 指定区域内から入口を見る。


 入口近くの3号墳付近から尾根中腹を望む。

 
 長慶寺南の案内板。中央に古墳群遠景。


 3号墳(径7.2m)。
  標柱。

  全景。

  全景。


 2号墳(13.2m)。
  標柱。

  墳丘の一部。

  全景。


 1号墳(径6.8m)。
  標柱。

  全景。

  全景。
        以上2024年4月撮影。  


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2024年04月12日

番外 愛知県の古墳⑭ー2 旗頭山尾根第12号墳・13号墳・18号墳[旗頭山尾根古墳群] 新城市 円墳 径6~11m

 前回の愛知県史跡「旗頭山尾根古墳群」の新城市エリアの続編です。旗頭山尾根の中腹に12・13号墳があり、やや離れた上部に18号墳があります。18号墳からは、三河一之宮の砥鹿神社奥宮が鎮座する本宮山がはっきりと見えました。

 HP.「マップあいち」の「愛知県文化財マップ 埋蔵文化財記念物」では、「包蔵地名:旗頭山尾根第12号墳(中略)包蔵地内容:円墳、半積石塚、径5.5m、高0.5m(径5.8m、高0.8m)。」、「包蔵地名:旗頭山尾根第13号墳(中略)包蔵地内容:円墳、半積石塚、径11m、高0.85m、昭和39年4月26日、盗掘者発見し止めさせる。」、「包蔵地名:旗頭山尾根第18号墳(中略)包蔵地内容:円墳、積石、長径7.5m、高0.4m、墳丘は楕円形である。」と記されています。 
 また、12号墳の北側に標柱のない墳丘らしき高まりがあり、思わず絵を撮ってしまいました。「フェイク古墳ダラー」。


 12号墳(径5.5m)。
  標柱。

  全景。

  全景。


 13号墳(径11m)。
  標柱。

  全景。

  全景。


 18号墳(径7.5m)。
  標柱。

  全景。

  全景。右奥が本宮山。


 12号墳の北にある墳丘らしき高まり。
  墳丘?

  墳丘?
        以上2024年4月撮影。  


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2024年04月10日

番外 愛知県の古墳⑭ー1 旗頭山尾根第7号墳・10号墳・11号墳[旗頭山尾根古墳群] 新城市 円墳 径7~10m

 4月4日のブログで、「番外 愛知県の古墳⑫」として、新城市青年の家駐車場に移築復元された旗頭山尾根第26号墳を紹介しました。
 「旗頭山尾根古墳群」として愛知県の史跡に指定されている24基の古墳は、ちょうど新城市と豊川市の市境に位置しています。今回からは、新城市エリアの古墳を紹介します。「同一の古墳群の古墳を、現在の行政単位で分けるのはナンセンスだらー」。
 新城市エリアの古墳は6基あり、そのうち5基は尾根中腹に設置された保存会の説明板付近に位置しています。第18号墳のみが中腹からやや離れた上部にあります。

 HP.「マップあいち」の「愛知県文化財マップ 埋蔵文化財記念物」では、「包蔵地名:旗頭山尾根第7号墳(中略)包蔵地内容:円墳、径7.1m、高0.65m。」、「包蔵地名:旗頭山尾根第10号墳(中略)包蔵地内容:円墳、半積石塚、径9.6m、高0.8m、既掘(径8m、高0.9m)。」、「包蔵地名:旗頭山尾根第11号墳(中略)包蔵地内容:円墳、半積石塚、径7.7m、高0.5m(径8.6m、高0.8m)。」と記されています。
 上記の、第10号墳と11号墳の( )の数値が何を意味するのか不明でしたので、この数値は参考にしませんでした。

 余談ですが、愛知県の史跡「旗頭山尾根古墳群」で、新城市エリアの古墳の「遺跡番号」は、760221~760226、豊川市エリアの「遺跡番号」は、830352~830369でした。そのため、第7号墳の遺跡番号は760221、8号墳の遺跡番号は830358となっていました。おっさんは当初、遺跡番号の不連続に頭がこんがらがってしまいました。


 中腹の旗頭山尾根古墳群保存会の説明板。


 中腹の古墳群の様子。右側が新城市、左側が豊川市。


 7号墳(径7.1m)。
  標柱。

  全景。

  全景。


 10号墳(径9.6m)。
  標柱。

  墳丘の一部。

  全景。

  全景。


 11号墳(径7.7m)。
  標柱。

  全景。

  全景。
        以上2024年4月撮影。  


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