2021年02月11日

番外 断上山10号墳のおまけの「8号墳」 愛知県新城市 円墳 径17×15m

 台地南端に立地している9号墳・10号墳に対して、この8号墳はその北側に位置しています。ただし、前二者は、前期古墳と考えられていますが、この8号墳を含む1号墳から8号墳は後期の築造とされています。後者は、新城市の史跡に指定されています。
 8号墳は、「竹広公園」内に保存されていますが、コンクリート製のベンチが2台設置されているだけの小公園です。道路からの入口が分かりにくく、標柱の文字も消えてしまっていますが、こうした簡素な「史跡」公園もおっさんは嫌いではありません。南西側の眼下には工場の敷地が見えますが、この周辺は「南貝津遺跡」として、弥生時代後期から古墳時代前期にかけての竪穴住居跡22棟と方形周溝墓3基が発見されています。断上山9・10号墳と同時期に存在した遺跡なので、古墳と何らかの関りが想定されます。
 また、この8号墳から道路をはさんで北東側の台地端に、馬防柵を再現したエリアがあります。コラボ第二弾として、その絵を掲載しました。こちらの方が、断然メジャーですので。
 新城市誌編集委員会編の『新城市誌』の「表11 古墳一覧表」(p.51)では、「県遺跡番号 1069、古墳名 断上第8号墳、所在地 竹広字断上18の2、地目 山林、立地 丘陵上、種類 円墳、長径 16.5 、短径 15、高さ 1.2、」と記されています。   


 「竹広公園」の標識。標柱。
番外 断上山10号墳のおまけの「8号墳」 愛知県新城市 円墳 径17×15m
番外 断上山10号墳のおまけの「8号墳」 愛知県新城市 円墳 径17×15m


 近景2つ。
番外 断上山10号墳のおまけの「8号墳」 愛知県新城市 円墳 径17×15m
番外 断上山10号墳のおまけの「8号墳」 愛知県新城市 円墳 径17×15m

 全景。
番外 断上山10号墳のおまけの「8号墳」 愛知県新城市 円墳 径17×15m



   おまけ「再現馬防柵」

 標識。設楽原を守る会の説明板。
番外 断上山10号墳のおまけの「8号墳」 愛知県新城市 円墳 径17×15m
番外 断上山10号墳のおまけの「8号墳」 愛知県新城市 円墳 径17×15m


 徳川軍の馬防柵2つ。
番外 断上山10号墳のおまけの「8号墳」 愛知県新城市 円墳 径17×15m
番外 断上山10号墳のおまけの「8号墳」 愛知県新城市 円墳 径17×15m

 織田軍の馬防柵。
番外 断上山10号墳のおまけの「8号墳」 愛知県新城市 円墳 径17×15m
            以上2021年2月撮影。



Posted by じこま at 08:08│Comments(0)
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