2018年11月06日

935 鍋塚古墳(森6号墳) 大阪府交野市 前方後方墳 65(60)m

 大阪府教育委員会の『倉治遺跡 仮称枚方第二警察署庁舎建設に伴う調査』では、「南山遺跡の範囲内に含まれる鍋塚古墳は、1995(平成7)年に交野市教育委員会によって初めて調査が行われた(註16)。さらに、2000年(平成12)年の調査では全長約60mの前方後方墳と推定されることがわかった。葺石はあるが、埴輪は検出されなかった。埋葬施設は竪穴式石室をもち、粘土床と思われる緑灰色の粘土の上面には朱が塗られていた(註17)。」(p.7)と述べられています。         
 京阪交野線の河内森駅の約200m東に天田神社があります。その近くから、山道に入りしばらくするといくつかのカーブを回ります。そして、直角に曲がるカーブ付近の尾根上に古墳はあります。墳丘は草木が茂り、墳形を確認することができませんでした。ただし、発掘調査の時出土したと思われる葺石が集められているところがありました。
 約300m西に森1号墳(雷塚古墳)(ランキング257位)などの前方後円墳が4基と円墳1基が築造され、森古墳群を構成しています。この鍋塚古墳は、森古墳群のひとつと考えられていますが、①墳形が前方後方墳である ②主軸が他の前方後円墳と逆方向である ③他の古墳とは異なる尾根上に立地している ことから森古墳群に属さないと考える意見もあるようです。

 後方部右側。左側。
935 鍋塚古墳(森6号墳) 大阪府交野市 前方後方墳 65(60)m
935 鍋塚古墳(森6号墳) 大阪府交野市 前方後方墳 65(60)m

 前方部右側。左側。
935 鍋塚古墳(森6号墳) 大阪府交野市 前方後方墳 65(60)m
935 鍋塚古墳(森6号墳) 大阪府交野市 前方後方墳 65(60)m


 葺石か。
935 鍋塚古墳(森6号墳) 大阪府交野市 前方後方墳 65(60)m


 後方部墳頂。
935 鍋塚古墳(森6号墳) 大阪府交野市 前方後方墳 65(60)m


 前方部端近景。北東から。
935 鍋塚古墳(森6号墳) 大阪府交野市 前方後方墳 65(60)m


 後方部端近景。南東から。
935 鍋塚古墳(森6号墳) 大阪府交野市 前方後方墳 65(60)m


 2つで全景(横から)。先が後方部、後が前方部。
935 鍋塚古墳(森6号墳) 大阪府交野市 前方後方墳 65(60)m
935 鍋塚古墳(森6号墳) 大阪府交野市 前方後方墳 65(60)m
            以上2016年10月撮影。

 墳丘か2つ。
935 鍋塚古墳(森6号墳) 大阪府交野市 前方後方墳 65(60)m
935 鍋塚古墳(森6号墳) 大阪府交野市 前方後方墳 65(60)m


 後方部墳頂か。
935 鍋塚古墳(森6号墳) 大阪府交野市 前方後方墳 65(60)m
              以上2010年7月撮影。



Posted by じこま at 08:08│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。