2024年08月26日

番外 愛知県の古墳㊼ 出川大塚古墳 春日井市 円墳 径約45m

 消滅古墳です。1962年に、土取り工事のため古墳が存在した丘陵部とともに破壊され、現在は住宅地となっています。二面の三角縁神獣鏡を含む4面の銅鏡や石釧・玉類(管玉・勾玉)などが出土しています。出土品は、東京国立博物館に所蔵されているそうです。
 松原隆治さんは、「66 出川大塚古墳」(『愛知県史 資料編3 考古3古墳』所収)の項目で、「本墳は、墳丘推定規模直径約45m、高さ約4.5m以上、葺石を伴う2段築成の円墳(もしくは、同規模の後円部の南西側に方形部のつく帆立貝形前方後円墳)である。埴輪は認められない。朱を含む粘土層の存在から主体部は粘土槨が推定されている。」(p.240)と述べています。


 跡地付近。不二ガ丘3丁目121付近。東から。
番外 愛知県の古墳㊼ 出川大塚古墳 春日井市 円墳 径約45m


 跡地付近。不二ガ丘3丁目140-3付近。西から。
番外 愛知県の古墳㊼ 出川大塚古墳 春日井市 円墳 径約45m
         以上2013年6月撮影。



Posted by じこま at 07:07│Comments(0)
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