2018年02月08日
28 巣山古墳 奈良県広陵町 210→(220)m
国の特別史跡に指定されています。「特別史跡」とは、「史跡」の中でも「特に重要なもの」とされています。「史跡」を、遺跡の重要文化財的なものと考えれば、「特別史跡」は遺跡の国宝といえるでしょうか。
石柱。「特別」の文字が無いよな。
手前が後円部、左奥が前方部。南西から。
全景。右が後円部、左が前方部。
石柱。「特別」の文字が無いよな。
手前が後円部、左奥が前方部。南西から。
全景。右が後円部、左が前方部。
「特別史跡」について、調べてみました。
2018年2月8日現在、特別史跡に指定されている古墳は、巣山古墳を含めて7つ。キトラ古墳(奈良県)・高松塚古墳(奈良県)・王塚古墳(福岡県)。この3つは、石室や石槨内に壁画がある装飾古墳として有名です。石舞台古墳(奈良県)、これもむき出しの巨大な横穴式石室で有名です。西都原古墳群(宮崎県)、これは単品ではなくセットでまとめて。最後に山上古墳(群馬県)、これはマニアしか知られていないのでは。直径15mの円墳ですが、被葬者がほぼ確定できる数少ない古墳です。となりの石碑(山上碑 681年建立)に、「黒売刀自」という名前が記されており、古墳の被葬者は彼女かその親と考えられています。石碑と古墳まとめて特別史跡に指定。
追記
追加・補遺が2018年3月19日のブログにあります。
追記の追記(2019年6月10日)
古墳や古墳群に関係する特別史跡に見落としが2つありました。1つは和歌山県和歌山市の岩橋千塚古墳群、もう1つは奈良県桜井市の文殊院西古墳でした。チェック不足でした。「もっとしっかり調べりん」。
追記の追記の追記(2019年8月15日)
全長については、下記の文章を参考に、220mと訂正します。「奈良盆地の西部にある馬見丘陵には、4・5世紀に造られた大型古墳が多く、馬見古墳群と呼ばれています。なかでも巣山古墳は最大級の古墳で、周辺の新木山古墳(陵墓参考地)とともに丘陵中央部に集中する古墳群の中核をなし、昭和27年には国の特別史跡に指定されています。周濠が農業用溜池として利用されており、水位変動や波によって墳丘と外堤の裾が大きく削り取られ、埴輪列が露出していました。 このため、史跡整備と発掘調査を平成12年度から継続して進めています。第1次調査では当初の墳丘規模が、全長約220メートル、後円部の径約130メートル、高さ約19メートル、前方部先端の幅約112メートル、高さ約16.5メートルであることが判明しました。」(広陵町のHP.の「観光 巣山古墳概要」の項目の「はじめに」より)
2018年2月8日現在、特別史跡に指定されている古墳は、巣山古墳を含めて7つ。キトラ古墳(奈良県)・高松塚古墳(奈良県)・王塚古墳(福岡県)。この3つは、石室や石槨内に壁画がある装飾古墳として有名です。石舞台古墳(奈良県)、これもむき出しの巨大な横穴式石室で有名です。西都原古墳群(宮崎県)、これは単品ではなくセットでまとめて。最後に山上古墳(群馬県)、これはマニアしか知られていないのでは。直径15mの円墳ですが、被葬者がほぼ確定できる数少ない古墳です。となりの石碑(山上碑 681年建立)に、「黒売刀自」という名前が記されており、古墳の被葬者は彼女かその親と考えられています。石碑と古墳まとめて特別史跡に指定。
追記
追加・補遺が2018年3月19日のブログにあります。
追記の追記(2019年6月10日)
古墳や古墳群に関係する特別史跡に見落としが2つありました。1つは和歌山県和歌山市の岩橋千塚古墳群、もう1つは奈良県桜井市の文殊院西古墳でした。チェック不足でした。「もっとしっかり調べりん」。
追記の追記の追記(2019年8月15日)
全長については、下記の文章を参考に、220mと訂正します。「奈良盆地の西部にある馬見丘陵には、4・5世紀に造られた大型古墳が多く、馬見古墳群と呼ばれています。なかでも巣山古墳は最大級の古墳で、周辺の新木山古墳(陵墓参考地)とともに丘陵中央部に集中する古墳群の中核をなし、昭和27年には国の特別史跡に指定されています。周濠が農業用溜池として利用されており、水位変動や波によって墳丘と外堤の裾が大きく削り取られ、埴輪列が露出していました。 このため、史跡整備と発掘調査を平成12年度から継続して進めています。第1次調査では当初の墳丘規模が、全長約220メートル、後円部の径約130メートル、高さ約19メートル、前方部先端の幅約112メートル、高さ約16.5メートルであることが判明しました。」(広陵町のHP.の「観光 巣山古墳概要」の項目の「はじめに」より)
Posted by じこま at 13:39│Comments(0)