2020年08月14日

補遺[?] 上陽村13号墳 群馬県前橋市 (60m?)

 消滅古墳です。前橋市教育委員会の『群馬の古墳時代はここから始まった 朝倉・広瀬古墳群』では、地図上に前方後円形の印がついていますが、古墳名は記されていませんでした。ただし、この古墳の左右に上陽村14号墳(金冠塚古墳)、上陽村12号墳が図示されており、上陽村13号墳の蓋然性は高いと思いました。
 また、奈良女子大学の「前方後円墳データベース(全国版)」では、前橋市教育委員会の同上書と同じ位置に、「善養寺東方古墳(上陽村13号墳〈綜覧〉)」の項目があり、「墳丘 形状:前方後円 墳長:60m 後円部:径36m 高6m 特記事項【その他】1968年、団地造成のため湮滅。」と記されていました。
 「善養寺東方古墳」については、前回の項目で書いたように、こんがらがっていますが、上陽村13号墳という点では一致していると思われます。ここでは、前方部を南に向ける墳長60mの前方後円墳として上陽村13号墳を取り上げていきます。ただし、跡地は団地ではなく住宅地ですが・・・。また、当初は前方部を西に向ける前方後円墳として絵を撮っていたので、いい絵が一枚しか残っていません。「だめだらー」。


 道路の奥が前方部跡付近か。南から。中央奥が山王町2-8。
            2020年7月撮影。  


Posted by じこま at 08:08Comments(3)