2022年02月22日
番外 白山1号墳 愛知県大口町 前方後方墳 49m
昨年7月に掲載した「前方後方墳シリーズ」で紹介したいと考えていた古墳です。8年ほど前に訪問していましたが、前方後方墳らしい絵がなかったので、保留していました。今年の元旦に、ようやく再訪することができました。ただし、古墳は白山神社の社地となっているので、初詣の方々に迷惑をかけないよう注意して絵を撮りました。
奈良女子大学の「前方後円墳データベース(全国版)」の「白山1号墳」の項目で、「墳丘 形状:前方後方 墳長:49m 後円部:径25×33m 高4.1m 前方部:幅18m 高1.6m」と記されています。
この古墳は、愛知県内で最古級の古墳とされています。中井正幸さんも、編年1期(おっさん註 古墳時代前期初頭)と図示しています。「図3 東海西部における主要古墳の変遷(1)」(「六 東海 【東海西部】」p.324、広瀬和雄・和田晴吾編『講座 日本の考古学7 古墳時代上』所収)
また、北側に隣接した「白山ふれあいの森」には弥生時代後期の方形周溝墓・方形台状墓があり、弥生時代から古墳時代にかけての墓制の変遷を確認することができます。
古墳などは、「仁所野遺跡」という名称で、大口町の史跡に指定されています。以前は、「白山古墳群」という名称でしたが、弥生時代の墓地も含まれているということで、名称変更されています。
余談ですが、下記の絵の説明で、「前方部右側から後方部」・「前方部左隅から後方部」という表現がありますが、「側から」は墳丘外の地表面から、「隅から」は墳丘上から撮った絵という意味で使用しています。ただし、おっさん自身も混乱して逆の意味で書いてしまっている箇所もあるかもしれません。
石柱。
後方部中央。右側。左側。


前方部右側。左側。

前方部から後方部。前方部右側から後方部。前方部左隅から後方部。


前方部端全景。後方部端全景。

全景(横から)。右が後方部、左が前方部。
以上2022年1月撮影。
後方部端ほぼ全景。
後方部西側側面か。
前方部左隅から後方部。
以上2013年6月撮影。
奈良女子大学の「前方後円墳データベース(全国版)」の「白山1号墳」の項目で、「墳丘 形状:前方後方 墳長:49m 後円部:径25×33m 高4.1m 前方部:幅18m 高1.6m」と記されています。
この古墳は、愛知県内で最古級の古墳とされています。中井正幸さんも、編年1期(おっさん註 古墳時代前期初頭)と図示しています。「図3 東海西部における主要古墳の変遷(1)」(「六 東海 【東海西部】」p.324、広瀬和雄・和田晴吾編『講座 日本の考古学7 古墳時代上』所収)
また、北側に隣接した「白山ふれあいの森」には弥生時代後期の方形周溝墓・方形台状墓があり、弥生時代から古墳時代にかけての墓制の変遷を確認することができます。
古墳などは、「仁所野遺跡」という名称で、大口町の史跡に指定されています。以前は、「白山古墳群」という名称でしたが、弥生時代の墓地も含まれているということで、名称変更されています。
余談ですが、下記の絵の説明で、「前方部右側から後方部」・「前方部左隅から後方部」という表現がありますが、「側から」は墳丘外の地表面から、「隅から」は墳丘上から撮った絵という意味で使用しています。ただし、おっさん自身も混乱して逆の意味で書いてしまっている箇所もあるかもしれません。
石柱。
後方部中央。右側。左側。
前方部右側。左側。
前方部から後方部。前方部右側から後方部。前方部左隅から後方部。
前方部端全景。後方部端全景。
全景(横から)。右が後方部、左が前方部。
後方部端ほぼ全景。
後方部西側側面か。
前方部左隅から後方部。
Posted by じこま at
08:08
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