2024年12月06日

番外 富山県の古墳① 若宮古墳 小矢部市 50m

 古墳は、「若宮古墳公園」として、整備・保存されています。
 小矢部市のHP.の「若宮古墳(史跡)」の項目で、「昭和34年に発見され、昭和60年の調査により、全長約50.0メートル、前方部幅約19.0メートル、後円部径約28.0メートル、前方部高約4.4メートル、後円部高約5.6メートルの前方後円墳であることが確認された。出土した須恵器と円筒埴輪から、築造時期は6世紀初頭と推定される。」と記されています。
 また、埴輪が埋葬された古墳としては、富山県最古の古墳だそうです。高橋浩二さんは、「小矢部地域の若宮古墳(五〇)は木炭槨に銅製三輪玉等を副葬し、越中では初現の埴輪(Ⅴ期)、須恵器(TK47型式)が出土している。小矢部地域ではこれを最後に大型古墳が途絶する。」と述べています。(「七 北陸」p.371、広瀬和雄・和田晴吾編『講座 日本の考古学7 古墳時代上』所収)
 古墳は、富山県の史跡に指定されています。


 富山県教委・小矢部市教委の説明板。

 説明板。


 後円部右側。左側。

 前方部。


 前方部から後円部。

 前方部左側から後円部。


 後円部墳頂。

 全景(手前が前方部、中央奥が後円部)。南から。
        以上2014年6月撮影  


Posted by じこま at 07:07Comments(0)