2018年07月08日
636 那珂八幡古墳 福岡県福岡市 75m
HP.「福岡市の文化財」の「那珂八幡古墳 博多区」の項目で、「古墳時代初期に築かれた墳長75m以上、高さ8mの規模を持つ前方後円墳である。墳丘は地山整形と盛土でなり、その周囲には鍵穴形に周溝が巡る。葺石、埴輪はない。内部主体は後円部の中央に2基あり、第1主体は未調査、第2主体は長さ2.3mの割竹形木棺の直葬で、三角縁神獣鏡と玉類が出土した。」と記されています。
前方部が削平され、後円部は神社の社殿で改変されていますが、福岡市の史跡に指定されています。寺沢薫さんは、氏が定義する「纏向型前方後円墳」のひとつとして、この古墳を例示しています。(『日本の歴史02 王権誕生』p.261)
那珂八幡古墳は、比恵・那珂遺跡群のエリア内にあり、この遺跡群を奈良県桜井市の纏向遺跡とともに、古墳時代初期の「都市」と考える研究者もいます。
福岡市教委の説明板2つ。

後円部近景。
後円部墳頂。
以上2010年10月撮影。
追記
2019年12月26日のブログに、「追加636 那珂八幡古墳」として、新しい絵と改訂文を掲載しています。
前方部が削平され、後円部は神社の社殿で改変されていますが、福岡市の史跡に指定されています。寺沢薫さんは、氏が定義する「纏向型前方後円墳」のひとつとして、この古墳を例示しています。(『日本の歴史02 王権誕生』p.261)
那珂八幡古墳は、比恵・那珂遺跡群のエリア内にあり、この遺跡群を奈良県桜井市の纏向遺跡とともに、古墳時代初期の「都市」と考える研究者もいます。
福岡市教委の説明板2つ。
後円部近景。
後円部墳頂。
追記
2019年12月26日のブログに、「追加636 那珂八幡古墳」として、新しい絵と改訂文を掲載しています。
Posted by じこま at 16:20│Comments(0)