2019年02月26日

1191 夢野丸山古墳 兵庫県神戸市 60m

 奈良女子大学の前方後円墳データベースの「夢野丸山古墳(踊り塚古墳)」の項目で、「墳丘 形状:前方後円 築成:後円部:2段 墳長:60m 後円部:径30m 高:7.2m 前方部:長30m 特記事項【その他】川原石を2~3段重ねた列石が存在。南側山丘傾斜面に同様の列石あり。西方尾根に続く部分に堀切存在。墳頂部に削平痕跡あり。」と記されています。
 発見困難古墳の一つで、「消滅古墳」と思われます。3回訪問し絵を撮りましたが、これという決定的な確信が持てていません。当初は、ハイキングコースの丘陵地東端付近の絵を撮っていましたが、今はその東側の行守寺付近と思っています。古墳は、鳥原貯水池の東端を北に臨む丘陵地上にありました。今尾文昭さんは、「その鏡は、六甲山麓の神戸港を望む急峻な丘陵上につくられた古墳時代前期後葉の墳長六〇メートルの前方後円墳(径二五メートルの円墳説もある)、神戸市兵庫区の夢野丸山古墳から出土した銅鏡で、昔は世に知られた鏡でした。 一九二三年(大正一二)五月四日に児童の遊具設置工事に際して発見(後略)」(「忘れてはならない呉鏡 ―神戸市夢野丸山古墳出土鏡の複製品」p.78 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館編『海でつながる倭と中国 ―邪馬台国の周辺世界』所収)と述べています。

 背山散策路の案内板。
1191 夢野丸山古墳 兵庫県神戸市 60m


 跡地付近か。西から。
1191 夢野丸山古墳 兵庫県神戸市 60m
            以上2016年10月撮影。


 跡地遠景。
1191 夢野丸山古墳 兵庫県神戸市 60m
            2014年1月撮影。



Posted by じこま at 09:09│Comments(0)
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