2019年03月16日

1218 ふくべ塚古墳(船津Ⅼ8号墳) 静岡県富士市 60(径30mの円墳?)m

 中日本高速道路株式会社東京支社・財団法人静岡県埋蔵文化財調査研究所の『富士山・愛鷹山麓の古墳群 第二東名建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 富士市‐4』では、「船津古墳群は、愛鷹山麓の丘陵の緩斜面に位置し、春山川両岸の河岸段丘や尾根の緩斜面を中心に分布する。これまでの分布調査や発掘調査により、217基以上が存在したことが想定される。(中略) 古墳の存在は古くから周知されており、前方後円墳の可能性のある第8号墳(ふくべ塚古墳)で鏡・大刀などが、(中略)出土したと伝えられている。」(p.18)と述べられています。ただ、同書の「第7表 船津古墳群の主要古墳および調査された古墳一覧」では、「古墳名:8号墳 墳形:円墳? 規模:30? 埋葬施設:不明 副葬品:鏡・勾玉・刀身 文献:富士市教委1988 備考:ふくべ塚古墳 前方後円墳の可能性がある。」(p.18)と記されています。            
 古墳の墳丘上には茶畑が広がっています。横からは前方後円墳らしく見えますが、「前方部」からは「後円部」の高まりは感じられず、「くびれ部」もはっきりしていません。明確な根拠はありませんが、ここでは前方後円墳として書いていきます。

 後円部右側。左側。
1218 ふくべ塚古墳(船津Ⅼ8号墳) 静岡県富士市 60(径30mの円墳?)m
1218 ふくべ塚古墳(船津Ⅼ8号墳) 静岡県富士市 60(径30mの円墳?)m

 前方部右側。左側。
1218 ふくべ塚古墳(船津Ⅼ8号墳) 静岡県富士市 60(径30mの円墳?)m
1218 ふくべ塚古墳(船津Ⅼ8号墳) 静岡県富士市 60(径30mの円墳?)m


 前方部から後円部。
1218 ふくべ塚古墳(船津Ⅼ8号墳) 静岡県富士市 60(径30mの円墳?)m


 後円部墳頂。
1218 ふくべ塚古墳(船津Ⅼ8号墳) 静岡県富士市 60(径30mの円墳?)m


 全景。右が前方部、左が後円部。東から。
1218 ふくべ塚古墳(船津Ⅼ8号墳) 静岡県富士市 60(径30mの円墳?)m
            以上2015年5月撮影。



Posted by じこま at 08:08│Comments(0)
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