2019年06月09日

1299 竹生野天皇山(たこのてんのうやま)1号墳 石川県宝達志水町 57(53)m

 奈良女子大学の前方後円墳データベースの「天皇山1号墳」の項目で、「墳丘 形状:前方後円 墳長:57m 後円部:径34m 高6m 前方部:幅25m 高4m」と記されています。ただし、「北村さんちの遺跡めぐり」では、石川考古学研究会誌の「竹生野天皇山古墳群の測量調査(2000年調査)」を参考に、「全長53mの前方後円墳」と記されています。
 古墳は、国道471号線がJR七尾線の「宝達」駅と「敷浪」駅の中間地点を横切る場所から約200m東の丘陵上にあります。古墳には神明社が祀られており、国道の一本北にある道路に面した「竹生野集落センター」を目印として、その北側にある住宅地の間の細道から上っていくことになります。神明社にむかう長い石段の脇に「竹生野 神明社御由緒」という石碑があり、「古来御陵山・天皇山と称する古墳の上に鎮座する。(中略)この古墳は古墳時代後期の前方後円墳で、全長約五七メートルあり、この時代では能登地方で最大級のものであり(後略)」と記されています。丘陵頂部の社殿部分が後円部と思われますが、オフシーズンの6月に訪問したため下草が繁茂しており、はっきりと墳形を確認することはできませんでした。

 神明社の石碑。
1299 竹生野天皇山(たこのてんのうやま)1号墳 石川県宝達志水町 57(53)m


 後円部右側。左側。北東から。
1299 竹生野天皇山(たこのてんのうやま)1号墳 石川県宝達志水町 57(53)m
1299 竹生野天皇山(たこのてんのうやま)1号墳 石川県宝達志水町 57(53)m

 前方部。
1299 竹生野天皇山(たこのてんのうやま)1号墳 石川県宝達志水町 57(53)m


 前方部から後円部。北から。
1299 竹生野天皇山(たこのてんのうやま)1号墳 石川県宝達志水町 57(53)m


 後円部近景(左に前方部あり)。西から。
1299 竹生野天皇山(たこのてんのうやま)1号墳 石川県宝達志水町 57(53)m


 後円部端右側。左側。南から。
1299 竹生野天皇山(たこのてんのうやま)1号墳 石川県宝達志水町 57(53)m
1299 竹生野天皇山(たこのてんのうやま)1号墳 石川県宝達志水町 57(53)m


 後円部端全景。
1299 竹生野天皇山(たこのてんのうやま)1号墳 石川県宝達志水町 57(53)m
            以上2014年6月。



Posted by じこま at 08:08│Comments(0)
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