2019年06月26日

[1312ー1] 夕向原(ゆうごっぱら)1号墳 宮城県村田町及び蔵王町 56(57)m

 奈良女子大学の前方後円墳データベースの「夕向原1号墳」の項目で、「墳丘 形状:前方後円 墳長:56m 後円部:径38m 高5.5m 前方部:幅23m 長20m 高2.5m 特記事項【周濠】あり(後方部(ママ)後端と前方部前端に)。【その他】1996年発見。」と記されています。ただし、蔵王町の歴史と文化財 公式ホームページ「どきたんドットコム」の「夕向原古墳群 円田・村田盆地境に築かれた前方後円墳」の項目では、「夕向原古墳群は、蔵王町と村田町にまたがる標高約159mの愛宕山丘陵の尾根上に築かれた2基の古墳です。1996年に古川一明・青山博樹氏によって発見され、その後1997年にかけて東北大学の藤沢敦氏らによる測量調査が行なわれました。この結果、本古墳群は全長57m、高さ7.5mの前方後円墳(1号墳)と、直径24m程度、高さ2.5mの円墳(2号墳)からなる古墳群であることが判明しました。 本古墳群ではこれまでに発掘調査は行なわれておらず、遺物も採集されていないため詳細は不明ですが、立地や墳丘の形状などから古墳時代前期末から中期初頭頃(4世紀末~5世紀初頭、約1600年前)の築造と考えられています。」と記されています。 
 古墳は、東北自動車道「村田」IC.の約2km南南西にある村田町と蔵王町の境界付近の山中に位置しています。古墳へは、「蔵王町平沢立目場85」付近から道路の北側にある山道に入りました。山道は地域の人々によって整備されており、道中には古峯神社古墳があり、山頂付近(だったと思う)に夕向原1号墳がありました。この古墳は、実際の墳丘データより高さや全長は小さく感じました。
 約1km東に、方領権現古墳(ランキング960位)があります。

 後円部右側。左側。 
[1312ー1] 夕向原(ゆうごっぱら)1号墳 宮城県村田町及び蔵王町 56(57)m
[1312ー1] 夕向原(ゆうごっぱら)1号墳 宮城県村田町及び蔵王町 56(57)m

 前方部右側。左側。
[1312ー1] 夕向原(ゆうごっぱら)1号墳 宮城県村田町及び蔵王町 56(57)m
[1312ー1] 夕向原(ゆうごっぱら)1号墳 宮城県村田町及び蔵王町 56(57)m


 前方部から後円部、南から。前方部左隅から後円部。
[1312ー1] 夕向原(ゆうごっぱら)1号墳 宮城県村田町及び蔵王町 56(57)m
[1312ー1] 夕向原(ゆうごっぱら)1号墳 宮城県村田町及び蔵王町 56(57)m


 後円部墳頂。
[1312ー1] 夕向原(ゆうごっぱら)1号墳 宮城県村田町及び蔵王町 56(57)m


 全景。右手前が前方部、左奥が後円部。
[1312ー1] 夕向原(ゆうごっぱら)1号墳 宮城県村田町及び蔵王町 56(57)m
            以上2017年4月撮影。



Posted by じこま at 08:08│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。