2021年06月01日

追加1035 野中古墳 岐阜県可児市 推定62(58)m

 古墳の墳丘は、北側約三分の一程度しか残存していません。今回は、墳丘周辺からの絵のみです。 
 2018年12月15日のブログで、「1035 野中古墳」として紹介しています。その時は、奈良女子大学の「前方後円墳データベース(全国版)」を参考に、墳長を推定62mとしました。
 ただし、中井正幸さんは、「野中古墳は推定長五八メートルを測る前方後円墳である。後円部には主軸に直交した二つの竪穴式石室を備え、第一の石室からは鉄剣及び鉄刀八が、第二の石室からは仿製三角縁神獣鏡一面が出土している。」(『東海古墳文化の研究』p.65)と述べています。
 また、近藤義郎編『前方後円墳集成 中部編』でも、「野中古墳」の項目で、「〈墳丘〉 前方後円 段築未確認 方位Nー107°ーW 造出なし 周濠あり? 墳長推定58m(現存40m) 後円径推定32m・高7m(現存5m) 前方部幅推定20m・長約30m・高現存4m くびれ幅推定17m 後前高差推定-2m」と記されています。そのため、ここでは両論併記としました。


 残存部全景。手前が前方部残存部、奥が後円部。西から。
追加1035 野中古墳 岐阜県可児市 推定62(58)m


 2つで全景。左が後円部、右がくびれ部。北西から。
追加1035 野中古墳 岐阜県可児市 推定62(58)m

 2つで全景。右が消失前方部、左が残存前方部。
追加1035 野中古墳 岐阜県可児市 推定62(58)m
            以上2021年4月撮影。



Posted by じこま at 08:08│Comments(0)
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