2021年10月24日
番外 山形県の古墳⑥ー2 戸塚山古墳群138号墳 米沢市 円墳 全長15m
主墳である139号墳の約10m東に位置する古墳です。
米沢市教育委員会の『戸塚山第137号墳発掘調査報告書』では、「138号墳(略) 139号墳から9m程離れた所に位置する。ほぼ中央部が3.5×2m深さ90㎝の楕円状に凹んでいるものの全体的な形状は失われていない。当初円墳と思われていたが、測量した結果139号墳と同様に東方向にわずかな前方部をもつ帆立貝形古墳であることが判り全長15m、後円径13.5mをなし、前方長1.5m、前方幅6mを計る。主軸方向はN-47°-Eである。」(p.9)と記されています。
余談ですが、古墳研究のバイブル的存在の『前方後円墳集成』では、「〈墳丘〉 帆立貝形前方後円墳(前方部長が後円部径の4分の1以上で2分の1未満のものを目安とする。前方部長が同じく4分の1未満の場合は、造出付き円墳として扱い、対象外とする)」と定義しています。そのため、この138号墳は、「造出付き円墳」として書いていきます。
「戸塚山古墳群」を構成する古墳のひとつとして、米沢市の史跡に指定されています。
説明板。
造出から円丘部。
墳頂の盗掘抗。
ほぼ全景。右手前が円丘部、左奥が造出。
以上2017年5月撮影。
米沢市教育委員会の『戸塚山第137号墳発掘調査報告書』では、「138号墳(略) 139号墳から9m程離れた所に位置する。ほぼ中央部が3.5×2m深さ90㎝の楕円状に凹んでいるものの全体的な形状は失われていない。当初円墳と思われていたが、測量した結果139号墳と同様に東方向にわずかな前方部をもつ帆立貝形古墳であることが判り全長15m、後円径13.5mをなし、前方長1.5m、前方幅6mを計る。主軸方向はN-47°-Eである。」(p.9)と記されています。
余談ですが、古墳研究のバイブル的存在の『前方後円墳集成』では、「〈墳丘〉 帆立貝形前方後円墳(前方部長が後円部径の4分の1以上で2分の1未満のものを目安とする。前方部長が同じく4分の1未満の場合は、造出付き円墳として扱い、対象外とする)」と定義しています。そのため、この138号墳は、「造出付き円墳」として書いていきます。
「戸塚山古墳群」を構成する古墳のひとつとして、米沢市の史跡に指定されています。
説明板。
造出から円丘部。
墳頂の盗掘抗。
ほぼ全景。右手前が円丘部、左奥が造出。
Posted by じこま at
08:08
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