2020年06月10日

番外 真弓鑵子塚(まゆみかんすづか)古墳 奈良県明日香村 円墳 径約40m

 この古墳は2011年と15年の2回訪問していましたが、石室に向かう通路が閉鎖されており、離れた場所から「全景」の絵を撮っただけでした。玄室の床面積は見瀬(五条野)丸山古墳(ランキング6位)の34㎡に次ぎ、石舞台古墳の27㎡を上回る28㎡と言われる石室内を見学したかったですが・・・。「まゆみちゃんに嫌われとるだらー」。
 2008年に明日香村教育委員会が発行した『明日香村の文化財⑩ 真弓鑵子塚古墳』の中で、「3.まとめ 今回の調査は真弓鑵子塚古墳の本格的な調査となり、以下、調査結果をまとめると①墳丘は北西に延びる丘陵を大規模に造成して築かれた直径約40m、高さ約8mの二段築成の円墳です。②埋葬施設は石英閃緑岩の巨石を使用した穹窿状の横穴式石室です。③築造年代については石室内から出土した土器などから6世紀中頃と考えられます。④墳丘と石室部分には南海地震の影響と考えられる亀裂や大規模な地滑りも明らかとなりました。」と述べられています。
 上記のように、築造時期は6世紀中頃ということで飛鳥時代の終末期古墳ではなく、古墳時代後期の古墳になります。また、数回追葬されていたことが、出土品から明らかになっているそうです。


 標柱。明日香村の説明板。


 全景。
            以上2015年10月撮影。


 旧説明板。

 閉鎖された入口。注意書き。


 全景。
              以上2011年4月撮影。  


Posted by じこま at 08:08Comments(1)