2018年02月24日

113 倉塚北(一本松)古墳 奈良県河合町 133(130)m

 51倉塚古墳でも書きましたが、100mを超す大型古墳が多数存在する「馬見丘陵公園」内にある古墳です。古墳名にもあるように、倉塚古墳の北に位置しています。河上邦彦さんは、この古墳について「当時は竹藪や雑木林になっていた。かつて開墾されたらしく、全体に低くなっており、土地所有の境界の溝が掘り荒らされていた。測量の結果、全長一三〇メートル。内部構造については明らかでない。この古墳を発見した当時、古墳の名前がなかったので大字の名をとって寺戸前方後円墳としたが、その後この山が一本松とよばれていることが判明したのでこれを古墳名とした。」と述懐しています。(『大和葛城の大古墳群 馬見古墳群』pp.36-37)
 
 説明板。



 後円部中央。右側。左側。
 
 前方部右側。左側。


 前方部から後円部。北東から。

 全景。右が後円部、左が前方部。北から。
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Posted by じこま at 21:44Comments(0)

2018年02月24日

112 横瀬大塚山古墳 鹿児島県大崎町 135(134・137)m

 鹿児島県では、98唐仁大塚古墳に次ぐ巨大古墳で、国の史跡に指定されています。東憲章さんは「九州最大と突出した規模で出現した男狭穂塚古墳・女狭穂塚古墳は、(中略)ほぼ同時期に築造されたと考えられるが、それらを継ぐ存在を西都原でみいだすことはできない。つぎの主役の座は、五世紀中葉ごろに大隅地域に登場する横瀬古墳(墳長一三四メートル)である。」と述べています。(『古墳時代の南九州の雄 西都原古墳群』p.26)
 石碑。大崎町教育委員会の説明板。



 後円部右側。左側。

 前方部右側。左側。


 全景。右が前方部、左が後円部。

 前方部左隅から後円部。

 前方部端全景。
  


Posted by じこま at 19:48Comments(0)

2018年02月24日

111 尾山車山古墳 岡山県岡山市 135(139)m

 国の史跡に指定されています。丘陵の端部に位置しており、道路から小道に入り、畑の間を通って古墳にたどり着きました。さらに、道路を上っていくと矢藤治山古墳や中山茶臼山古墳があります。前方部から見る東方向の景色は、かつてこのあたりが海であったことが信じられないほど平野が広がっています。
 岡山市教育委員会による新旧説明板。



 後円部中央。右側。左側。

 前方部右側。左側。


 前方部から後円部。東から。

 前方部右隅から後円部。北東から。
  


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2018年02月24日

110 久米田貝吹山古墳 大阪府岸和田市 135m

 岸和田市指定の史跡です。中世に城郭として使用されていたそうです。墳丘は、草木がなくツルツルの部分があり、すべりそうでした。最初、この古墳を訪れた時は地図も持たずヤマ勘で探していました。確か、池上曽根遺跡や橋本元府知事で有名になった大阪府立弥生文化博物館の見学のついでだったと思いますが、それでは見つかるはずもなく、道中コンビニで地図を見て探しまわった記憶があります。
 

 後円部中央。右側。左側。

 前方部右側。左側。

 前方部から後円部。北西から。
  


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2018年02月24日

109 池田古墳 兵庫県朝来市 136m

 墳丘中央に国道9号線が通り、墳丘内にも民家が建つ残念な現状です。ただし、道路建設にあたって墳丘保護の措置を講じたそうです。パチパチ。国道9号線は、律令時代の「山陰道」と重なり古墳周辺は交通の要衝であったと考えられます。今までの発掘調査で、水鳥形埴輪が最多の23体発見され、池田古墳は兵庫県の史跡に指定されています。


 遠景。道路の右が前方部、左が後円部。南東の「城ノ山古墳」から。

 遠景。中央二色の家の奥が後円部、家の右の緑地が周濠跡。西から。


 後円部端。南西から。

 後円部残存部右側。左側。

 前方部残存部右側。左側。前方部端全景、北東から。


 前方部端近くの「平野すみれ公園」のモニュメント。
  


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2018年02月24日

108 水戸愛宕山古墳 茨城県水戸市 137m

 国の史跡に指定されています。後円部の墳頂には、愛宕神社の社殿があります。余談ですが、この古墳の約3キロメートル南に、日本三大名園のひとつ「偕楽園」があります。

 標柱。そして水戸市教育委員会の説明板。



 後円部中央。右側。左側。

 前方部右側。左側。前方部から後円部。
            以上2015年6月撮影。


       追記

 2020年11月12日のブログに、「追加108 水戸愛宕山古墳」として、新しい絵を掲載しています。  


Posted by じこま at 13:25Comments(0)

2018年02月24日

107 新山古墳 奈良県広陵町 前方後方墳 137(126)m

 宮内庁が「大塚陵墓参考地」として管理しています。05河内大塚山古墳でも書きましたが、この古墳も「大塚陵墓参考地」として宮内庁が管理しており、ダブルブッキング状態です。新山古墳の墳形は、前方後方墳です。明治時代に、銅鏡34面(9面の三角縁神獣鏡を含む)や中国の晋の時代に作られたという帯金具(ベルトのバックルという理解でいいかな?)などが出土しており、宮内庁が所蔵しています。
 立札。そして「大塚(陵)墓参考地」と読める石柱。



 全景。北東から。手前が後方部、左奥が前方部か?

 後方部端全景。北から。

 後方部端近景。西から。

 説明板。「中国晋代の帯金具、(直)弧文鏡」
  


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