2019年04月21日

1250 三島塚古墳 群馬県高崎市 円墳 径58m

 高崎市のHP.の「三島塚古墳」の項目で、「幅14メートルの堀をめぐらした直径58メートル、高さ5.5メートルの大きな円墳です。 古墳の側面には葺石(ふきいし)がほどこされ、埴輪も配列されています。『上毛古墳綜覧(じょうもうこふんそうらん)』という本によれば、石棺が出土し、明治27年に発掘されて鏡や刀、勾玉(まがたま)などが出土したとされていますが、その所在は不明です。」と記されています。古墳は、高崎市の史跡に指定されています。
 高崎市を流れる烏川左岸には、漆山古墳(ランキング1053位)や倉賀野浅間山古墳(ランキング56位)・大鶴巻古墳(ランキング137位)などの大型古墳が多数見られますが、この三島塚古墳のある右岸地域はこの古墳を除けば大型古墳は見られません。古墳は、県道71号線が新雁行橋通りと合流する交差点から約100南西にある三島公園内に保存され、墳頂には三島神社の社殿が建立されています。余談ですが、古墳から約1.5km西に慈眼院の高崎白衣大観音が建立されており、その巨大なお姿は市内各地から拝見することができます。余談の余談ですが、福岡県久留米市の上津荒木浦山古墳(ランキング440位)も、慈母大観音のある成田山久留米分院に所在していました。

 木柱。高崎市教委の説明板。


 墳頂。


 全景。南から。


 全景。北から。


 遠景。南東から。
            以上2016年11月撮影。  


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2019年04月21日

追加・補遺 朝倉・広瀬古墳群のおまけ③「上川淵18号墳と朝倉滝古墳(上川淵4号墳)」 群馬県前橋市 

  ① 上川淵18号墳 55(75)m
 
 消滅古墳です。跡地は住宅地になっています。
 奈良女子大学の前方後円墳データベースの「上川淵村18号墳〈綜覧〉」の項目では、「墳丘 形状:前方後円 墳長:75m 後円部:径45m 高3m 前方部:幅65m 長30m 高4m 特記事項【周濠】楯形。【その他】1960年代に宅地造成のため湮滅。」と記されています。

 跡地付近。右奥が前方部跡、左手前が後円部跡。北西から。
            朝倉町1丁目6-1付近。

 後円部跡付近。北から。
            朝倉町1丁目6-2付近。             以上2019年3月撮影。


  ② 朝倉滝古墳(上川淵4号墳) 45m(前方後方墳 55m) 

 消滅古墳です。跡地は集合住宅になっています。
 奈良女子大学の前方後円墳データベースの「朝倉瀧古墳(滝古墳・上川淵村4号墳〈綜覧〉)」の項目では、「墳丘 形状:前方後方 墳長:55m 後円部:径30m 高4m 前方部:幅20m 長25m 高3m 特記事項【その他】墳丘湮滅(時期など不明)。」と記されています。

 跡地付近。東から。
            朝倉町1丁目37-14付近。

 跡地付近。西から。
            右端が朝倉町1丁目37-1。           以上2019年3月撮影。


 これで、「朝倉・広瀬古墳群シリーズ」を終了します。次回からは、従来どおりのランキング形式で、規模が58mの古墳について書いていきたいと思います。  


Posted by じこま at 08:08Comments(18)