2019年06月08日

1298 下諏訪青塚古墳 長野県下諏訪町 57m

 公益財団法人 「八十二文化財団」のHP.の「下諏訪青塚古墳」の項目で、「全長57m 前方部‐幅40m、高さ8m 後円部‐径34m、高さ8.1m 前方後円墳、横穴式石室」と記されています。また、下諏訪町のHP.の「青塚古墳」の項目で、「この墳丘は、諏訪地方では唯一の前方後円墳の一種である。その規模は、墳長57mで中軸線はN22°Wを示し、後円部径(南丘)は24mであるが、東側は削られ部分を復元すれば径34mほどの大きさとなる。高さは8.1m、前方部(北丘)は径35m、高さ7.7mで復元すると 40mほどになるが東側は削られ、西側には青塚社があるなどで奇妙な形となっている。」と記されています。ただ、長野県教育委員会の説明板では、「主軸長六七メートル、後円部径三三.四メートル、前方部幅四二.八メートルの前方後円墳である。」と表示されています。長野県の史跡に指定されています。
 古墳は、諏訪湖の北岸、中央本線「下諏訪」駅の約500m北北東に位置しています。というより古墳から約150m南東に諏訪大社下社秋宮が鎮座しています。訪問時、偶然にも6年に一度の御柱祭の時期で神社周辺はお祭りモード全開でした。後円部の墳丘はかなり削られ、横穴式石室の天井石がむき出しになっていました。

 石柱。長野県教委の説明板。


 後円部右側。左側。

 前方部右側。左側。


 前方部から後円部。前方部右隅から後円部。


 後円部墳頂。


 石室天井石。石室入口。


 前方部端全景。北から。
            以上2016年4月撮影。  


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2019年06月08日

1297 けぼ山古墳 香川県さぬき市 57(55)m

 この古墳は、2018年12月27日のブログ、[1055-3-2]岩崎山4号墳のおまけの「津田古墳群」で既に取り上げていました。絵は重複しますが、再び掲載します。
 古墳は、津田湾に突き出た小さな半島の先端付近に位置しています。うのべ山展望台から細い道を上り、鉄塔付近をV字型に曲がり、しばらく進むと林の中に大きな墳丘が見えてきます。後円部墳頂には、大きな石材が幾つかあります。一つは竪穴式石室の天井石(蓋石)のようですが、縄掛突起のある石材はおっさんには石棺の一部に見えてしまいます。専門家は、縄掛突起のある蓋石は類例があると述べているのでそうなんでしょうけれども。 
 文化庁の「国指定文化財等 データベース」の「史跡名勝天然記念物:津田古墳群」の項目で「けぼ山古墳は墳長55メートルの前方後円墳で、後円部墳頂には割竹形石棺の蓋の破片が確認されており、大正年間には人骨や青銅鏡、鉄刀や玉類が出土したとの記録があるが、埋葬施設そのものの詳細は明らかではない。墳丘からは壺形埴輪が出土しており、その年代から4世紀後半に築造されたと推定される。」と記されています。2013年、「津田古墳群」を構成する古墳のひとつとして国の史跡に指定され、岩崎山4号墳(ランキング[1055-3]位)に次ぐ規模があります。

 木柱。


 後円部右側。左側。

 前方部右側。左側。


 前方部から後円部。前方部左隅から後円部。


 後円部墳頂の竪穴式石室の蓋石か。


 後円部の石棺の一部に見える蓋石か。
 
            以上2016年9月撮影。  


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