2019年06月16日

1304-1 島津丸山古墳のおまけの「2号墳・3号墳」」 福岡県遠賀町

 遠賀町のHP.「遠賀町の文化財(史跡)」の「島津・丸山古墳群(しまづ・まるやまこふんぐん)」の項目で、「島津・丸山古墳の所在する歴史自然公園内には他に4基の古墳があります。4基の古墳は円墳が3基(丸山3号墳、小古野(こぶるの)1・2号墳)と方墳が1 基(丸山2号墳)で、丸山2・3号墳は前方後円墳の近くに、小古野1・2号墳はこの3基からやや離れた所に造られています。特に丸山2号墳の墳丘形態は数 が少なく、古墳造りに適した丘陵上に位置することから、斜面際に造られた前方後円墳(丸山古墳)よりも先に造られた可能性があります。」と記されています。これらの古墳は、「島津・丸山古墳群」として、遠賀町の史跡に指定されています。

  ① 2号墳 方墳 辺18m

 全景2つ。
 



  ② 3号墳 円墳 径17m

 全景。
            以上2014年10月撮影。  


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2019年06月16日

1304 島津丸山古墳 福岡県遠賀町 57m

 遠賀町のHP.「遠賀町の文化財(史跡)」の「島津・丸山古墳(しまづ・まるやまこふん)」の項目で、「全長56.5mの前方後円墳で、遠賀川流域では最古の前方後円墳です。前方部は後円部よりも幅が狭く、細長い形状で、後円部の高さより2.45m低く造られています。これは前期古墳にみられる特徴で、周辺の前方後円墳との比較から4世紀前半〜中頃の古墳と考えられます。」と記されています。また、奈良女子大学の前方後円墳データベースの「島津丸山古墳」の項目でも、「墳丘 形状:前方後円 墳長:57m 後円部:径27m 高4m 前方部:幅15m 長30m 高1.5m 特記事項【造出】なし。【周濠】あり(墳丘東半部のみ)。【その他】墳形が変則的である。」と記されています。上記のように、遠賀町の史跡に指定されています。
 古墳は、遠賀川と小河川の西川の間の低丘陵地に立地しています。丘陵地は「丸山歴史自然公園」として整備され、古墳の保存状況も良好です。
 余談ですが、「遠賀川」といえば弥生時代前期の標識土器である「遠賀川式土器」を思い出してしまいます。子どもの頃、近所に西志賀貝塚(愛知県名古屋市)があり、当時遠賀川式土器の出土する東端の地といわれており、自転車で周辺を走った記憶があります。     

 説明板。


 後円部右側。左側。

 前方部右側。左側。


 後円部墳頂。


 前方部から後円部、北から。前方部左隅から後円部、北東から。
 
            以上2014年10月撮影。  


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